白内障検査・手術について

術式の選択

通常は小切開超音波乳化吸引術
白内障が進行し核が硬化している場合は嚢外摘出術
小瞳孔の場合は虹彩切開術を行います。
万が一破嚢した場合は嚢外固定法または強膜逢着術を行います。

小切開超音波乳化吸引術

通常行う手術方法

白内障の手術は主に、この小切開超音波乳化吸引術という方法で行われています。
濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人工のレンズ(眼内レンズ)を入れるという手術方法です。

  1. 1.眼球を切開し、水晶体の前嚢を切り取る。
  2. 2.水晶体の核と皮質を超音波で砕き、吸引して取り出す。
  3. 3.残した後嚢の中に、眼内レンズを挿入する。

嚢外摘出術

白内障が進行し核が硬化している場合

白内障が進行し核が硬化している場合は嚢外摘出術で手術を行う場合があります。
白内障を放置しすぎると水晶体が硬くなり、超音波では砕ききれなかったり、砕くのに時間がかかりすぎたりする場合があります。
切開の幅は10ミリ程で、超音波乳化吸引術より傷が大きくなるため眼内レンズを入れた後に傷口を縫合する必要があります。超音波乳化吸引術と比べて視力の回復に時間がかかり、術後に乱視がでる可能性もあります。

  1. 1.10mm程度眼球を切開する。
  2. 2.水晶体をそのまま摘出する。
  3. 3.眼内レンズを挿入する。

虹彩切開術

小瞳孔の場合

小瞳孔(瞳孔が広がりにくい)の場合は虹彩切開術を行います。

嚢外固定法または強膜逢着術

万が一破嚢した場合

万が一破嚢した場合は嚢外固定法または強膜逢着術を行います。

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